10月23日 8:30ナムチェ(3440m)出発→17:25ポルツェ(3840m)着
《三浦豪太さん遠征日記より》
ナムチェから今日はポルツェに移動する。
通常、エベレスト街道はタンボチェに行くのだが、今回はキャンズマから分岐して、モンラを経由、ポルツェという小さな村をキャラバンに使うことにした。
このルートは初めてなのでとても楽しみだ。
朝起きると、風邪気味だった。お父さんの部屋をノックすると、お父さんも同じく風邪で、寝袋も来ていた服も汗でぬれてびしょぬれ、あまり眠れなかったという。
スタートしたコンディションはあまり良くなかった。
キャンズマではベーカリーがありそこで、アップルパイ、チョコレートパンなどを食べる。
ここから、通常のエベレスト街道と分岐、400mほど標高をあげて丘の上のモンラにつく。
途中、切り立った崖の横に紅葉が映え、とても綺麗だ。アマダブラムやタムセルクといった山がこれまで見たことのない方向から眺めることができ、飽きずに登ることができる。
モンラで昼食を食べて、今度はデゥーデゥコシ川沿いのポルツェテンガに降りる。
そこから、再度200mほど標高をあげるとポルツェの村だ。
ポルツェの村は昔ながらのシェルパの農村で、エベレスト街道沿いの喧騒がなく静かだ。
畑を耕しているおばちゃん達が笑いながら迎えてくれる。
夕方になると悪寒が始まった。どうやら本格的に風邪をひいたらしい。今日は早く寝るとしよう。
初めてのルートに挑む三浦校長
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